昔の体験

最近、身内で葬儀があり親戚が一堂に会することがありました。
亡くなった人がいるのは悲しいことではありますが
30年ぶりに逢う従兄弟や大叔父、大叔母など、悲しい中にも懐かしく
嬉しいことも多い大忙しのゴールデンウィークでした。

私のルーツは山梨県の清里あたりにありまして
いまでこそ 高原リゾートになっていますが
昔はド田舎で日本の原風景とも言える田んぼとかやぶき屋根の世界でした。

子供時代の
ゴールデンウィーク、夏休み、春休みになると両親に連れられて
おじいちゃん、おばあちゃんのいる田舎に行きます。高度成長期に取り残された、
陸の孤島的な村で一族の苗字はみな同じ。苗字で呼ぶとどこの誰かわかんないから、
それぞれの家には屋号がついていました。
35年位前までは土葬で、誰かの葬式に行くと大きな穴が掘ってあり、
周囲にはお弔いを済ませたばかりの土饅頭。月明りのない晩には、青白い人魂が出る!
という噂でも。(八墓村か?)

おじいちゃんは私が行くと喜んで「香里がきたから、キジでも撃ちに行かっかな(行こうかな)
と言い鉄砲を出します。するとおばあちゃんが「今日は満月だもんで、撃てっこないずらよ」とか
春は、「そろそろヘビイチゴの季節だからイチゴ摘んで焼酎に漬けんと…(万能薬)とか
木登りをして落っこちて血が出ると、ヨモギを揉んでつけたり、
今日は新月だから 種蒔き万倍日。とかヤギの乳を搾ったり、
桃の葉ローション作ったり、
蜂の巣を求めて(食用)野山を駆け回ったり、
月が満ち始めるとお蚕さんがいっせいに繭を作り出し・・・

生活の中に月の満ち欠けや植物や動物があり、共存していました。
たまに行く田舎だったから、そこに住んでいる人よりも思いは格別で、印象深いものがあったようです。
今こんなことをやっているのは、そうした子供の頃の体験が基盤になっているからでしょう。
そこは本当に豊かな社会でした。

さて、そうした子供時代をシェアした従兄弟はじめ親族たち。
30年ぶりに一同に会したのですが逢ってしばらくすると、子供時代のまんま”ちゃん付け”で呼び合い、
現地言葉で会話する自分がおりました。
(かなり訛った甲州弁)
悲しいはずのお通夜が、修学旅行の晩みたいになりました。
普段は、ここ30年山梨言葉は使わないのに、まったく流暢に、
見事にネイティブ甲州弁スピーカーだった自分に驚きました。
やはり、語学は幼いうちにはじめるべきですね。

それから占星術師としては、最近はハーブやアロマがますます定着して
星占いとの関わりも知っている人は知っている状態になりつつありますが
知識だけのハーブやアロマ(植物療法)ではなく体験を土台にするべきだ!と。
勉強は大切だけれど、活字から得られるものだけでは頼りなく、五感を通した感動こそが
原点でそれを忘れた座学だけでは真髄をわすれてる。
と思うのです。

植物は姿を愛でるだけでなく、ちぎって、つぶして香りや味を体験するべきだし
数十メートル離れた場所で木の実の味が違うことや、月のない晩の人魂伝説に怯えてみること、
動物は新月の晩に潰して(肉をさばいて)(そうすると出血が少ない)食し
て命のありがたさを覚えること。そんな体験は、誰もみんな必要なんじゃないか
と思いました。




今、その場所は「おいしい学校」としておしゃれに生まれ変わり、
文化財として保護されています。
ここは わたしのご先祖様が通っていた学校。
「おいしい学校」で検索するといっぱい出てきます。興味ある方は行ってみて!

おいしい学校

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

よくわかる

同世代。
よくわかる内容でした。
私も幼い頃の、近所ひととの触れ合いとか、今宝物です。今になりあかります。

RAINBOWさん

どうもありがとうございます。
物やお金はすぐになくなってしまうけれど
人との触れ合いとか思いでは一生のこりますね。
ありがたいですよね、時間がたつほどに重みを増してきます。

そ~いえば レインボウさんもへびいちごの焼酎漬けを作って
いましたね。。。通じるところがあるね。



> 同世代。
> よくわかる内容でした。
> 私も幼い頃の、近所ひととの触れ合いとか、今宝物です。今になりあかります。
> 、
最新記事
検索フォーム
鑑定・講座場所 UP
鑑定・講座依頼はこちら
 ※  メールアドレスは           必ずお願いします

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

杜 香里(もり かおり)

Author:杜 香里(もり かおり)
小学生の時に本格的「星占い」に出会いはまる。
星と付き合い続けてて数十年。
一時はアホらし、と思ったこともあったけど
10年位前に雷に打たれたように占い魂が芽生えてプロになりました。
高波にさらわれてイギリスまで流され英国占星術協会の会員になりこの道で開き直りました。

QRコード
QR
プロフィール2
 イヌ派ですが3年ほど前まで齢八百歳のさばとら・タビ (立ち耳スコティッシュフォールド? いいえ多分駄猫)と タビa  起居を共にし彼女の抜け毛に悩まされていました。 フォトグラフィー